ベーシックストラテジーとはブラックジャックの攻略法の一つ。
ストラテジー表を見ながらプレイヤー側に最初に配られたカード2枚と、ディーラー側のオープンカードの情報をみて、次に起こすべきアクションが決められていきます。
ストラテジー表を見ながらプレイすれば、負けの少ない安定したギャンブルが可能となります。
では早速ベーシックストラテジーについてみていきましょう。

ベーシックストラテジーとはどんな攻略法?
ベーシックストラテジーとはブラックジャックでよく使われる、プレイヤーの成績を最大限に高めるプレイ戦略のことです。
ストラテジーという英語は日本語だと戦略、という意味なので、直訳すると基本戦略、ということになります。
基本戦略を用いて戦略を練るためには、まずはブラックジャックで勝つ方法を正確に理解しなければいけませんよね。
ブラックジャックとは21に近づけるゲーム、、なんですが、もっと端的にいうと、ディーラーに勝てばいいのです!
ディーラーに勝つ方法は大きく2つの方法があります。
- カードの合計値を21に近づける
- 相手がバーストするのを待つ
この2つ目の「相手がバーストするのを待つ」事は実はかなり有効な戦略になるんです。
ブラックジャックではディーラーは17になるまでカードを引き続けなければならにというルールがあります。
実はディーラーが17以上でバーストする確率は全体の28%程あるんですよ!
単純計算すると3回に一回はバーストしてしまうのです。
基本戦略はこういった数値を最大限生かしたアクションを選択することで期待値を高めていきます。

ベーシックストラテジーの戦略:ディーラーがバーストしやすい条件
ディーラーをバーストさせることができれば勝機はぐっとプレイヤーに高くなりますよね。
ではディーラーがバーストしやすいのはどういった時でしょうか。
ポイントは2つ。
- ディーラーは2~6のアップカードを持つ時、もっともバーストしやすい
- 一方で、8以上のアップカードを持つ時は強いハンドになる傾向がある
この2つの傾向から、アップカードから読み取れる戦略は、2~6の時は弱く、9以上の時は強い、ということ。
このようにただ、ストラテジー表に沿って進めるよりも、なぜこの数字は強いのか、弱いのか、という根拠を理解しながら進めることは非常に有益です。
たとえば、アップカードが5のときよりも10の時の方がディーラーが20になる可能性がはるかに高いし、アップカードがAの時よりも6の時の方がディーラーはバーストする可能性が高い。
基本戦略をマスターするということはこういった数字の意味を理解することです。
こういった数字を知ることで基本戦略の使い方が正確に理解できるようになります。
ベーシックストラテジーの表
では実際にベーシックストラテジーの表を見てみましょう。

これは一例ですが、多くの場合、このような表を基にゲームを進めていきます。
ランドカジノでは目の前にディーラがいるので大っぴらにこの表を見ながらプレイすることは難しいですが、オンラインカジノではディーラの目を気にしないでプレイすることができるので、最初はオンラインカジノで試してみることをお勧めしますよ。
戦略表の見方ですが基本的なポイントは以下の2つ。
基本戦略シートの左端にある「プレイヤーのハンド」の項目に自分の手持ちカードと一致する箇所を見つける。
次にディーラーのアップカードを表の上部から選択して交差する項目のアクションを取る
最初は探すのに時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとすっと見つけれるようになりますよ。
さらにここに出てくる用語について簡単に説明しますね。
スプリット
スプリットは、同じ数字が配られたときのみ、使うことが出来る 。
補足として、スプリットは8と8が配られたときの合計は16ですが、プレイヤー側が「2つに分けて勝負」することができるカードです。
16のままですと、次のカードをヒットしたときのバーストの確率は5割を超えていますが、スプリットをしなおせば、Aや10の札を引ける可能性は35パーセントを超えており、十分に勝負カウントとすることができます。
スプリットは、Aが二枚配られたときがプレイヤー側にとって最大のチャンス!
このとき、両方にブラックジャックが配られる可能性は10パーセント弱もありますし、ブラックジャックを引いてナチュラルで勝利するチャンスが十分にあります。
そのためスプリットは勝負どころで大きなチャンスとなること間違いないので、スプリットを選択すべきです。
ダブルダウンについて
ダブルダウンとはブラックジャックのプレイヤーが選択できるアクションの1つです。
掛け金をさらに倍まで追加してカードを追加(ヒット)することができるルールです。
ただしヒットは1回しかできないという制約があります。
ダブルダウンですが、プレイヤー側の手札の合計が「11」のとき次のカードで17以上になる確率は5割を超えています。
ブラックジャックでは17以上が勝負カウントとしてプレイヤーに有利になることから、バーストがない現状を考えると「ダブルダウン」でディーラー側と勝負するのに有利です。
しかし、注意点は単純にもう一枚「ヒット」するときと違い、自分の意向に沿わない低い数字のカードが配られたとしても、再度、もう一枚を引くことができない点にあります。
ハードハンドについて
ハードハンドとはA(エース)を1として数える手もしくはAがない手のこと 。
Aが来た場合、Aを「1」として数える場合をハードハンドと呼ぶと説明しているサイトが多いのですが、これにプラスして、12以上の手札の点数をハードハンドと呼んでいます。
もっとも、Aを「1」と数える場合は、手札の合計が12を超えているのは間違いないので、意味としては通じているということになります。
これを逆読みすると、次に10を超えるカードが来たらバストする状態ということになります。
ソフトハンドについて
ブラックジャックにおいてAを含んだ手札の計算を行うときに、Aを11点として数えることをソフトハンドと呼びます。
ソフトハンドの場合、カードをヒットしてもAを「1」として数えることができるため、決して21を超えることがないハンドということになります。
ちなみに21を超えることをバーストと呼んでいます。
ベーシックストラテジーはブラックジャックの攻略にはなくてはならないものです。
基本用語と表の見方になれればさほど難しくはないのでぜひとも試してみてくださいね!
